2009年5月6日水曜日

NZは日本よりもはるかにITが進んでいる

これはこちらに来て思うこと

「そんなまさかぁ
 かたやNZは小さな農業国、
 日本は技術大国なのに」

と思われそうですけど

ただし、
一般論ではなく、公共のITという意味で、です

つまり、
政府機関が提供する公共サービスが
非常に充実しており
それらが、インターネットをフル活用し
国民に広く提供されている
ということ


論より証拠


Googleで「日本政府」と検索すると
結果トップに来るのは首相官邸ホームページ











んー、中学生でも作れそう 笑


次に「New Zealand government」
と検索すると出てくるのが
NZ政府の統合ウェブサイト












デザインとか、
使いやすさとかだけを見ても違いは明らか

ここからいろんなサービスにアクセスできて、
前のブログで書いたようにネットで会社も作れるし、
個人の家計簿支援をしてくれるネットサービス
政府が提供しています


いやぁ
本当に使う人のことを考えている

税金を払っている国民に
還元しようとしている姿勢を感じます

どっかの国も見習わないと
本当に



でも、なぜ人口一億超、経済力世界2位の国が
人口400万、農業メインの国にITでこれほど劣るのか?

多分それは、
IT投資に対する考え方だと思う

NZ:
「もっと国民生活を向上させなきゃ!
でも人がいない、お金ない・・・
じゃあ、少ない資産をフルに活用して
より大きなサービスに変えなきゃ → ITだ!」

日本:
「あれ、なんか世界でITが流行ってるなぁ
なんか効率良くなるみたいだし、
しかも周りも使え使えって言うし
しょうがないからHP作ってみるかぁ → IT」


これじゃあイイモノは出来っこないよなぁ

要はIT投資の「目的」がはっきりしているかどうか
なんだかんだ言って、ITは単なる道具
魔法の杖じゃないんですよね